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Confined space(狭隘空間)

Confined spaceとは、簡単に言うと「身動きがとれないぐらいに狭い空間」という意味です。地震、ビル倒壊、土砂崩れなどの災害で救出された要救助者のほとんどが、Confined spaceで脱出不能になっていたのは、皆さんも知っていると思います。

 
 上からぶら下がった状態での気道確保訓練

狭隘空間での救急活動

 救命には、現場での救急処置が不可欠です。ですが、病院での医療とは異なり、現場の最前線、つまり狭隘空間の内部で救急処置を実施するには特別な技術が必要です。

Confined space特有の状態を説明します。

「救急処置着手の遅れ」

傷者を発見し、処置が可能なところまで、たどり着くには長時間を要します。

「特殊な病態」

長時間Confined spaceに取り残された傷者は低体温に陥っている可能性が非常に高いです。さらにクラッシュシンドロームやコンパートメント症候群等も考えられます。

「処置困難な狭隘空間」

 先に述べた病態の傷者には様々な救急処置が求められます。しかし、血圧計のマンシェットを巻くのも困難な狭隘空間で救急処置を実施するには訓練が必要です。

「スクープアンドランができない」

状況によりますが、救出までにかかる時間は数分単位ではなく、数時間単位になります。この場合、保温や輸液、さらには薬剤などによる医療処置が必要になります。

 Confined spaceに取り残された傷者を救命するには、「救出してから救急隊に引き継ぐ」では、遅いのです。内部に進入し、傷者に接触したならば、すぐに救急処置を開始しなければならないのです。しかし、アメリカと違い、日本では、救急救命士に活動限界(静脈路確保のタイミングなど)があります。・・・だが、やれることはある。

 日本で救助隊と救急救命士が実施可能な具体的な処置は、確実な保温と的確なバイタルの把握、そして固定処置です。外傷を伴う現場では、全身固定も重要になってきます。このような処置が傷者の寿命を数分づつ伸ばしていくことになるのです。