研究会の活動
 

CSRM

CSRMConfind Space Rescue Medicine

               (狭隘空間における救急救助活動)

Confined space(狭隘空間)とは


 Confined spaceとは、簡単に言うと「身動きがとれないぐらいに狭い空間」という意味です。地震、ビル倒壊、土砂崩れなどの災害で救出された方々のほとんどが、Confined spaceで脱出不能になっていたのは、皆さんもご存知のとおりです。

 Confined spaceの活動では、単純ではありますが様々なスキルがあります。研究会では救助先進国から様々な情報を収集し、日本式の技術を開発しています。

研究会では年に2回(3会場、計6回)、全国の消防士を集め訓練会を実施しています。発足当時は訓練会も研究会のようでしたが、現在では専門家のエビデンスもとり、CSRMベーシックコースとして開催しています。このコースは、CSRMの基本を学ぶ座学、基本的な技術を習得するスキルステーション、そして、学んだ事を身に付けるシナリオステーションがあり、1日でCSRMの基本を学ぶ事ができるものになっています。 訓練会では、安全管理者を危険箇所に配置するとともにPPEを確実に着装させる等、安全管理を徹底しています。保険会社とも連携し、傷害保険に訓練参加者全員が加入します。

EMS

NBC

医療から見た救助活動


 現在、救助隊には多くの救急活動が求められています。

研究会では現在の救助方法を研究し、救命率をより向上させる方法を提案しています。会員には医療従事者も多い事から、様々な視点から意見をいただいて研究しています。

救助担架設定角度に関する考察

 この研究は研究会が動き出すきっかけにもなった内容です。簡単に説明しますと外傷の患者に対し、頭側を高くした体位をとって搬送する事が許されていますが、医学的には外傷の患者でショックが疑われる場合に頭側を上げる事は禁忌とされています。このことから、現状の救助方法について研究しました。

NBC災害対応の研究


 時代の変化とともに、我々は新しい災害対応力が求められています。一般住宅における硫化水素事故もそのひとつだと言えます。このような時代の変化に迅速に対応するには、幅の広い情報を収集し、研究しなければなりません。個人では限界のある研究も多くの仲間が集まれば可能になります。研究会では新しいタイプのNBC災害が発生した場合、メーリングリストを活用して、迅速な情報収集と研究を行います。硫化水素事案では、その危険性を迅速に調査し、全国の消防士に周知しました。さらに、数日で活動基準の作成まで発展し、メーリングリストというインターネットの力を最大限に活用して迅速な対応をとる事ができました。

サリン事件を忘れない

 研究会では一般的なNBC災害だけではなく、テロ災害に対する救命率の向上と安全管理体制充実のための研究も続けています。時代の経過とともに記憶が薄れていくサリン事件。現在の世界情勢を見ていると「もうないだろう。」とは言えないと感じます。日本全国、災害に先着するのは消防機関だと考えられます。今までに「ショートピックアップ」や「要救助者の迅速な呼吸保護」等の新しい概念の重要性を各方面で発表しています。そして、これらが標準的な活動方法として定着している消防本部もあります。

CISM

惨事ストレスとは

 惨事ストレスは、通常の対処行動機制がうまく働かないような問題や脅威(惨事)に直面した人、または、惨事の様子を見聞きした人に起こるストレス反応と定義されています。

 例としては、自然災害や交通事故、火災などの人為的災害及び事故、暴力、レイプ、虐待等の暴力的行為が含まれます。惨事ストレスを受ける可能性のある状況は「大惨事」だけではなく、非日常的な事故も含まれるのです。つまり、消防職員は常にPTSDの危険と隣り合わせなのです。

惨事ストレスケア

 消防職員は事故現場や怪我人、死体などを見ても当たり前だと考えられていますが、人間の心はそう簡単には特別なものに変化しません。心の底では小さい傷が少しずつ増えているのです。真面目で一生懸命な人ほど、精神的ストレスで倒れていってしまうのです。「根性が足りない。」という言葉で仲間を見捨ててはいけません。明日は自分かもしれないのです。研究会では、精神的ストレス緩和を目的としたチームミーティングの説明資料を作成しました。ストレス解除の方法についても説明会を実施しています。

@yalushi

 研究会では日常的な情報交換の他に大きく分けて4つの活動をしています。最近では、CSRMの研究に関する要望が多く、CSRMの活動が中心になっています。

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 研究会ではメーリングリストを活用して、日常的に情報交換を行っています。メーリングリストはたくさんの仲間と一度に情報交換を行う事が出来るシステムです。しかし、情報が広がりすぎる危険性もあります。メーリングリストの活用方法については、研究会「kou894@mac.com」に気軽に相談ください。